レズビアン同性愛者が周囲にカミングアウトするメリット・デメリットは?
一昔前の日本では考えられなかったのですが、ここ最近では、レズビアン同性愛者が周囲にカミングアウトすることも増えてきています。
レズビアン同性愛者が周囲にカミングアウトをすることで生じるメリットやデメリットの双方を紹介していきましょう。
このページの目次
カミングアウトするメリット
まず、メリットとしては「自然体の自分でいられるようになった」ことが大きいでしょう。
異性や同性から「彼氏はいるの?」「誰か紹介してあげようか」と聞かれたときにでも、レズビアンであることを隠しているときには、適当にごまかしたり、答えに困ったりすることもあるでしょうが、カミングアウトした後は堂々と「女性の彼女がいる」ということを話せるようになります。
女子にありがちな「恋バナ」も積極的にできるようになるので、周囲とコミュニケーションが取りやすくなるかもしれません。
また、「本当のことを言わなくてはいけない」と嘘をついている自分に対して罪悪感を感じることもなくなります。
カミングアウトするデメリット
反対にデメリットとしては、人によってはあなたに対する態度に変化がある人もいます。
これは、一種の「偏見」のようなものであって、仲良くして居た相手であっても個人の価値観として「ありえない」と感じてしまった場合には、嫌われてしまったり、はなれていくこともあるでしょう。
残念ではありますが、その時は、「それだけの関係だったのだ」と諦めることも必要です。
さらには、悪質な場合では「いやがらせ」「いじめ」などに発展していくこともあります。
学校や職場などのコミュニティでは特にその傾向が強くなっているので、カミングアウトがしたい人は、自分の周囲にどんな人がいるのかということを考えながら慎重に行うことも大切です。
まとめ
このように、レズビアン同性愛者が周囲にカミングアウトすることで、メリットやデメリットの双方があることがわかりました。
個人の自由ではありますが、よく考えてから実行に移すことで後悔のない選択となるでしょう。
しかしながら、あなたが付き合っている人たちが本当にアナらのことを理解して、愛しているのならば、同性愛者であっても、そのままのあなたを好きでいることは間違いありません。
日本では少しずつ認められつつある世界ではありますが、まだまだ、住んでいる地域によっては古風な考えを持っている人が多いこともあります。
「全ての人に理解してもらうことは難しい」ととらえておくことも、自分にとって精神的な負担にならない方法の一つでもあるでしょう。